エールの小笠原です。
全国の工事現場で、鉄パイプなどが落下して通行人や作業員にあたる事故は相次いており、昨年11月まで10年間で、
少なくとも44件、14人が死亡されているとのことです(NHK調べ)。
2016年に東京・六本木の工事現場で鉄パイプが落下し、通行中の男性が亡くなった事故など、鉄パイプの落下事故が
10件起きて、3人が死亡しています。
また、建設現場近くを歩いていた作業員以外の人に落下した資材があたる事故が15件発生しています。このように事故が多い作業のため、国としても、労働安全衛生法や建築基準法などにより対策を義務づけていることは
勿論ご存じで、それらに則り対策されていることと思います。
神戸市に支店がある大手ゼネコンでは工具の落下防止対策として、作業前に作業員が2人1組になり、腰に巻いたベルトと
工具がすべてひもでつながっているか、ひとつずつお互い声を出しての指さし確認や、物が落下よう足場をシートで囲み、
万が一、落下しても通行人や作業員に当たらないように立入禁止場所が目立つようにカラーコーンを設置するなどの独自の対策を取って、工事を進めているようです。
万が一、資材が落下し人に当たるような事故が発生した場合、管理義務違反を問われ、高額な損害賠償請求に発展することが考えられます。
エールの取扱商品は万が一の事故が発生した際のためのものですが、ヒューマンエラーは発生するものという前提で、事故発生を未然に防ぐ対策を講じることも当然必要です。
建設業様の備えで、気になることがございましたら、お気軽にエールまでご連絡ください!