今年のお盆はどのように過ごされましたか?
祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事。毎年楽しみです。
波多野家でも『あの世』から『現世』に戻ってこられる先祖様の精霊をお迎えし供養致しました。
父母にたくさん話をしました。健康管理に励んでいること、エールに入社してチャレンジしていることなど。
少し上達した手料理をお供えして、楽しい話をご先祖様に聞いてもらい、あっという間の3日間でした。
毎年、8月は父の最後の日を思い出します。1992年8月17日も残暑が厳しく長い1日でした。
今日は父の命日。様態が急変し、母や後継者の叔父に連絡をしましたが間に合いませんでした。母は少しでも早くを自宅に連れて帰りたいと車の後部座席に父を抱えて乗せ泣きながら帰ったことを思い出します。
新築の自宅でのお葬式は母が喪主でしたが、社葬でもあり準備で泣く間もない状況だった気がします。
こんなことがありました。父の死を悲しんでいる最中、二人の役員の間でどちらが社長になるのか揉めていました。そして告別式が終わると会社の総務から父が乗っていた自家用車は会社の名義なので返してもらうと言われたり。
最後の入院で父はお盆休み明けの17日、社員を病室に呼び寄せて話をすることに決めていたようです。内容は聞いていなかったので、何を伝えたかったのでしょうか?間に合いませんでした。
私は大黒柱の父を亡くしたことで大きな悲しみを受けましたが、同じように社員の方も父の思いを聞けずに悲しんだのではないかと考える時があります。
日本の中小企業の経営者の平均年齢は60歳を超えています。後継者だけではなく会社で働く社員も自分の会社がどのように継承されていくのかを考えているのではないでしょうか?
経営者のみなさん、身内が顔を合わせるお盆やお正月には、会社のことや相続のことを話し合ってください。元気に働く社員のためにも。
元気な時だから笑って話せることだと思います。病気になってからでは辛すぎます。
問題解決でお困りの時は、エールにご相談ください。
私がエールにお世話になりたいと決めたのは、夏間社長や賀奈子さんの一言でした。『社員は家族のようなものです』と。父と同じだなと嬉しかったです。頑張って働けます!
今、元気なころの父を思い出しています。青空の下、我が家の建前で大きなお餅を撒きながら、一番高いところから大声で叫んでいました。『子供は下がれー!危ないぞー!』また来年お迎えできる日が楽しみです。