暑中お見舞い申し上げます。事務担当の波多野です。
前回は会社の借入金に対して、団信(団体信用生命保険)を付ける方が少ないですとお話をさせていただきました。
会社の借入金には『信用保証』を付けているケースが多く安心されているのかもしれません。
でも信用保証付の融資を利用しているケースでは、あくまで信用保証協会が代位弁済するのみであるため 債務者に返済義務は残ります。
会社向けの団体信用生命保険とは、債権者(法人の場合は代表権を有する連帯保証人)がその債務を全額返済されないうちに死亡もしくは所定の高度障害といった不測の事態になられた場合に、全国信用保証協会連合会が生命保険会社から受け取る保険金をもとに、金融機関に対する債務を弁済する制度です。
主な特徴と注意点です。
① 新規借入時のみ加入できます(融資実行後の加入はできません)
② 加入できる年齢は20歳から70歳までとなります。保険期間は最長75歳となります。
③ 1被保険者に対する限度額は1億円です。
④ 保険金による債務弁済金は益金として計上されますので課税の対象になります。
⑤ 借入金額以上または以下の保障額設定はできません。
⑥ 債務の完済により保障は終了します。
ご覧になっていかがでしょうか?
信用保証協会の団体信用生命保険はと事業継続やご家族のために必要な保障だと思います。
ただ、保障額が1億以上の場合や納税準備資金も必要であるなど不足する場合もあります。また既に融資が実行されている場合はご加入できません。
弊社エールでは、借入金のリスクに対しコンサルティングを通じて常に最適な解決策を提案します。
お気軽にお問い合わせください。お待ちしております。